天国という状態について考える

自分にとっての天国的な状態とはどういったものでしょうか?

考えてみましょう。

美味しいものが何でも好きなだけ食べられる。

お金がじゃんじゃん入ってくる。

好きなブランド物がいくらでも手に入る。

イケメンな男子、もしくは可愛い女の子がいっぱい居て皆が自分にちやほやしてくれる。

挙げてみれば枚挙に遑がないかもしれません。

 

さて、ここで一度考えてみてください。

 

これら挙げた言葉の上に「永遠に」という枕詞が付いたとしたらどうですか?

永遠に美味しいものを食べ続ける。

永遠にブランド物が自分の手元に入り続ける。

永遠に男子が全てイケメンもしくは可愛い女の子が自分の元に群がり続ける・・・。

永遠にです。

1000年も10000年も永遠にその状態が続きます。

どうですか?

そうです、これは地獄です。

日本にも餓鬼地獄、賽の河原、無間地獄と、同じ状態が永遠に続くという地獄の表現があります。

肉による喜びを渇望する事はむさぼりという状態を招き、霊の状態を低質化させる可能性があり、肉体の使用期限が切れて霊が肉体を離れた時に天国に帰る事ができない危険性があるので気をつけた方が良いです。

国連の演説で最も貧しい国の大統領が貧しい状態というのは物が無いからではなくもっともっとと渇望する心の状態が貧しいのだと説いて賞賛を浴びた事がありました。

そして実際その通りなのです。

私達の肉体はいつか死に至ります。

有限な時間の中でつかの間ここに滞在しているだけに過ぎません。

霊が肉体を離れた世界は永遠の世界に入ります。

永遠に地獄、永遠に天国。

この差はこの世の貧富の差どころの格差ではありません。

むさぼりそうになったら心にブレーキをかけましょう。

 

ヨハネの手紙一第2章15節

すべて世にあるもの、肉の欲、目の欲、生活のおごりは、御父から出ないで、世から出るからです。世も世にある欲も、過ぎ去って行きます。しかし、神の御心を行う人は永遠に生き続けます。